大慶直胤末葉【慶雲 己丑五月日】おそらく造短刀 乱れ映り立つ究極の重花丁子 節約 極上若狭塗鞘拵『紀国常正』在銘赤銅小柄『正日出』在銘小刀

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商品情報






大慶直胤末葉【慶雲 己丑五月日】在銘

おそらく造短刀 乱れ映り立つ究極の重花丁子

極上若狭塗鞘拵 真鍮肥後石目鍔・縁頭 龍図目貫

『紀国常正』在銘赤銅小柄『正日出』在銘小刀


■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。

【銘】
『慶云 己丑五月日』

慶雲刀匠は大慶直胤の末葉にあたる埼玉県の刀工です。

本名を小島寛といい昭和32年1月22日生まれ、
17歳より三代目の寿王直弘に学んで1981年に独立し
兄弟子の四代から「直弘」の号を襲名して五代目となり
直胤の高弟・初代直弘より続く系譜を受け継ぎました。

備前伝をはじめ相州伝や青江写しなど多彩な技法をこなし
技量・評価ともに高く、現在は日刀保の刀剣指導員を務められ
今後のさらなる活躍が期待されている現代屈指の名工です。


本作は慶雲刀匠の最も華やかな一作風を示す珠玉の渾身作、
福岡一文字の如き見事な重花丁子を焼いたおそらく造短刀です。

鎬地を削いで半分以上にわたり鋒が延びる独創的な姿は
島田助宗により創始しされ武田信玄が佩用したことで知られ、
後世には虎徹・清麿・直胤らの名工達が果敢に写し物を製作し
各工独自の作域を加味した優品が今世に伝えられています。

本作は極めて広い元幅と一段と延びた鋒に特色を見せ、
豪壮にして鋭く洗練された体配は溢れんばかりの覇気に満ち
手にとった際の感動は筆舌に尽くし難いものがあります。

小板目肌極めて詰んで梨子地風となる精良な地鉄に
地沸が微塵に厚くついて総体に激しい乱れ映りが立ち、
刃文は重花丁子を腰高に焼き上げて処々に飛焼きかかり
びっしりと小沸ついて砂流し・金筋かかり匂口冴えるなど
古作一文字の見処を完璧に再現した地刃は現代刀とは思えず、
慶雲刀匠の卓越した技量が集約された唯一無二の名刀です。


鮮やかな若狭塗鞘が印象的な極上の短刀拵に収められ、
肥後石目に銀象嵌をほどこした鍔・縁頭一作や龍図出目貫、
銀無垢の化粧ハバキを誂えて垢抜けた仕上がりとなっています。

後藤清乗に学んだ紀州金工『紀国常正(花押)』在銘の小柄は
赤銅魚々子地に上品な松葉の高彫色絵象嵌をあしらった秀作で、
小刀は直胤の師である巨匠『正日出(水心子正秀)』在銘に加えて
銘の下には正秀が刻印に使用した独特の剣印が鏨で刻されています。

江戸後期の名品時代金具からも本作への格別な思い入れが窺え、
見目麗しい本格的な外装は魔を除け邪を祓う御守刀にも最適です。


大慶直胤の流れを汲む現代の名工『慶雲直弘』刀匠による
究極のおそらく造短刀を極上拵と共に末永くお楽しみ下さい。


ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇

刃長:26.2cm 元幅:3.18cm 先幅:1.76cm

元重:0.68cm 先重:0.50cm 反り:0.3cm 目釘孔:1個

(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)


◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

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