ご覧いただきありがとうございます。 小ぶりなコンポートです。 可愛らしくて気に入り、カナダから取り寄せた物ですが、よくよく見るとお皿と脚の間が継ぎ目のようになっています。継ぎ目からお皿のバックスタンプの端が少しだけ見えてるような？不思議に思い、文明の利器を使って調べました（もしかしてお皿は凄いお宝なのではという下心もありました）。 キャンドルスタンドだったのでしょうか、脚のバックスタンプは、ドイツのチューリンゲンにあったマルティンローダ磁器工場Porzellanfabrik Martinroda（1900～1977）のものでした。 お皿はイルメナウのフォン・ヘンネベルク伯爵窯Graf von Henneberg Porzellan（1777〜2002）という古窯の物のようです。 双方130kmほど離れた場所で生産されて、どこかで一つになり、やがてカナダに渡り、ついに日本まで来たわけです。 たぶん、世界に一つしかない物です。 脚は旧東独時代の1970年前後のものと推測されますが、お皿の年代はわかりません。来歴と共に謎の骨董品として大切にして下さる方にお譲りしたいと思います。 高さ約15cm 直径約10cm 周りに描かれている赤いお花の一つに剥げがあります（最後の写真）。その他ビンテージ・アンティークならではの小キズ等ありますので、ご理解よろしくお願い致します。 マイセン シューマンババリア ローゼンタール フッチェンロイター