三葉虫はアンモナイトと並び人気のある古生物で、一万種とも言われる多種多様な形態をもち、数億年もの長い間、古生代に大繁栄した絶滅種です。 この標本は Isotelus mafritzae (イソテルス マフリッツァ)という種類です。装飾のないシンプルで滑らかな流線型が美しい北米三葉虫の代表種のひとつ。カナダ産の三葉虫は産地の枯渇や保護が進んでいるため、新規入手は困難です。 本標本は全体の質感や仕上げのレベルも高品位で、濃いグレーの艶のある外殻がとても美しいです。圧縮変形して潰れているものが多いこの産地の標本群の中では上位の状態です。側面の圧縮部も写真のとおり丁寧に削り出されています。頭部の一部および尾部の一部に修復と、複眼部に接合痕があります。母岩は硬質で厚く、2面がカットされていて展示時に座りが良いです。サイズも大きい個体なのでとても見栄えの良い標本です。 これまでキャビネットに飾って楽しんできました。前述のとおりカナダ産の三葉虫は中々入手できないので、お探しの方は是非ご検討ください。 種名:Isotelus mafritzae 時代:Upper Ordovician 産地:Cobourg Formation, Cobourg, Ontario, Canada 本体:76 x 37 mm 母岩:116 mm x 63 mm x 38 mm 一定期間経過後は、出品を取り消す場合もございます。ご了承下さい。 キーワード:化石、恐竜、アンモナイト、鉱物、岩石、生物、古代